【おすすめ観光スポット】東京証券取引所(東京都中央区日本橋)

こんにちは、旅うさぎです。

一度は行くべき場所、とまではいきませんが、行ってみると意外と面白い。所謂、穴場スポット的立ち位置の『東京証券取引所(正確には東証Arrows)』をご紹介します。

事前予約不要で自由に見学ができ、しかも無料ということで、ご存知の方も多いと思います。今回は前から行ってみたいと思っているけどなんか面倒、という方向けに、予習の意味も込めて、その魅力をお伝えできればと思います。

なお現在、東証Arrowsでは証券取引は行われておらず、市場取引の監視業務のみ行っています。取引自体は都内のデータセンタで電子的に処理されているそうです。

目次

概要紹介

アクセス

東京証券取引所は日本橋兜町にあります。このあたり、かつては日本のウォール街と言われ、金融関連企業が軒を連ねていたよう。しかし、取引が電子化される中で、各証券会社は兜町から各地に分散していったそうです。とは言っても、やはり歴史の流れがありますから、東証Arrowsまでの往路、今でも多くの証券会社(の本社や支社)を見ることができました。

かつての日本版ウォール街、今や老朽化したビルが多い印象です。都下一等地でありながら、少し寂しい感じがします。そんな中、野村證券のビルが一際立派に見えるものです。

最寄駅

各線茅場町駅、または日本橋駅が便利です。
東西線茅場町駅・・・10番出口から徒歩5分
浅草線日本橋駅・・・D2出口から徒歩5分
日比谷線茅場町駅・・・7番出口から徒歩7分

見学おすすめ時間帯

おすすめは午前中の9時から11時30分までです。この時間帯であれば、比較的空いています。また、売買立会時間ですので、中の人の動き、チッカーが高速に回る様子を見ることができます。

ちなみに見学可能時間は平日9時から16時半です。できる限り、売買立会時間に合わせて見学するように時間調整しましょう。

見どころ紹介

東証Arrowsの外観

 では早速外観から。テレビでよく見るような気がします。東証Arrowsのマーク。東京証券取引所の礎があります。大阪証券取引所とは違い、歴史手建造物といった見た目ではなく、無機質な、現代風の建物です。ちなみに、この東証Arrowsの幕、内側から見学することができます(あとから出てきます。)

こんな歴史を感じる礎石もあります。東京証券取引所は内部で本館と市場館に分かれています。市場館は昭和59年竣工、本館は昭和63年竣工、意外と新しいです。

見学者専用入口(西口玄関)

 見学者は必ず西口から入場しなければなりません。まずは西口を探しましょう。入り口は以下画像のように分かりやすく派手です。

持ち物チェックと超簡単なアンケートをして、中に入ります。こんな見学者用カードを配られるので、首からかけておきます。

資料展示スペース

 入り口を入ってすぐ右手に、資料展示スペースがあります。こちら、証券取引の歴史に興味がなければ飛ばしても良いと思いますが、意外と貴重なものが展示されています。例えば、昔の株券・公債、当時使用していた文房具類、昔の取引システムなど。当時の文房具類なんて、良く残っていますね。

 株券は今も昔も味がありますね。画像は南満州鉄道株式会社の株券です。

こちらは大日本帝国時代の軍事公債。一万円証書、と書いてあるのが見えます。明治23年というと1890年ですから、この当時としてはかなりの金額です。

では、資料展示スペースはこの辺にして、順路を進みましょう。エスカレータに乗って二階へ行きます。

映画上映スペース

 順路を進むとまず見えてくるのは映画上映スペースです。10分程度の映像作品を見ることができます。時間がありませんでしたのでここはスキップしました。一通り見学したあとに、休憩がてら利用するのが良いでしょう。

メインスポット:マーケットセンター

東証Arrows見学といえば、これが第一目的でしょう。

すごい、何もかも大きいです。円型の電光掲示板(チッカーと呼ぶそうです)も、気配値を表示している画面も、ひとつの空間としての部屋も、すべてが大きい。そして、音もなく、喋り声も聞こえず、徹底的に有機的な要素を排除した空間が広がっています。

そして、完全な対称性を持つマーケットセンターですが、この部屋自体は全体的に非対称的というか、いびつな形をしているように見えます。

 ところでこのチッカー、取引の頻度によって回るスピードが変わるようですが、私が見ていた間、売買時間中は常に高速でした。また、お昼時、市場が休憩に入ると、一気にスピードが落ち、ゆーったりと回っていました。結構気づきにくいですが、なかなか面白いですね。

 大発会のとき、晴れ着姿の女性が鐘を鳴らすのが恒例行事。その鐘です。日本トップクラスに有名な鐘ですが、実物はあっさり、小さめです。そして、意外と気づきづらい角度にありますので、見学時は見落とさないように注意してください。マーケットセンターへの入り口(エスカレータ)からみて、ちょうど反対側にあります。

メディアセンター

 ここから市況などを各メディアが放送しますが、そのためのブースが設置されています。

大画面モニタ

 NHKなどで為替、日経225などの指標が報道される際、よく映っている画面がこれです。円形のマーケットセンターの向かい側の広場に設置されています。この画面、見た目はノングレアっぽくなっていて、恐らくカメラで画面を直接撮影しても問題ない仕様になっているのでしょう。

その他(株式投資体験コーナー•グッズ販売)

 外観の章でご紹介した東証Arrowsの幕ですが、これを内側から見たものがこちらです。

 また、株式投資体験コーナーがありましたが、私が行ったときは閉じられていて、中には入れませんでした。ここでは、模擬的に株の売買をすることができるようです。

 最後に、誰が買うかわからない東証Arrowsグッズの自販機がありました。右上の赤いコースターを買いました。200円。良心価格でございます。

さいごに

 行ってみると意外と勉強になりますし、なにせ事あるごとにテレビだ何だと目にする画を直で見るとやはり興奮しますね。マーケットセンターのあの空間は、自ら体験してみるべき場所だと感じました。お子様の夏休み自由研究の課題にも使えそうな施設ですし、家族旅行のついでにも良いでしょう。

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