三菱UFJアメックス・プラチナの逃避先を考える【プライオリティパス改悪】

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三菱UFJアメリカンエキスプレス プラチナカードで改悪が発表されてしまいました。内容は2024年10月1日以降はレストラン特典が利用できない、というもの。つまり、アメックスプロパーカードに付帯するプライオリティ・パスと同じ運用になるようです。

今年6月にこのカードを発行した私、プライオリティ・パスを利用したのはスワンナプーム国際空港のミラクルラウンジわずか1回のみ。まったく活用できていないにもかかわらず、他人事ではない状況に追い込まれております。

で、急ぎ逃避先を検討中ということで、可能性のある代替案を調べてみましたので記事にしたいと思います。

目次

前提条件

わざわざ三菱UFJアメックスプラチナを選ぶということは、皆さん大体私と同じような前提条件なのではないかと思います。太字は特に重要な要素。

  • 同伴者無料、または家族会員もプライオリティ・パス発行可能
  • レストラン特典利用可能
  • プレステージ会員が望ましい
  • 年会費が安いとありがたい

これらの条件をできるだけ満たす代替案を検討してみました。

逃避先

ANA VISAプラチナカード

プライオリティ・パス2名利用にかかる維持費:年間 88,200円(本カード+家族カード)

付帯特典は悪くないが、ちょっと年会費が高すぎる。SFC会員かつ、このカードをメインカードとして使い倒す、この場合のみあり得る選択肢。

年会費88,000円
PP同伴者有料
PP利用上限無制限
家族カード4,400円
PP発行可能
カード還元率1.5%(100円で1.5マイル)
備考SFC会員向けのANA VISA SFCプラチナも同条件。SFC会員なら検討の余地あり。
ANA VISAプラチナ基本情報
その他メリット
  • 海外・国内旅行保険が、一部を除いてすべて自動付帯(国内旅行の航空便遅延のみ利用付帯)
  • カード継続で毎年10,000マイル
  • フライトボーナスマイル50%
  • JALグループの航空券、機内販売などの利用時還元率3%
  • プラチナオファー(イベントへの招待)
  • プラチナ グルメクーポン(レストラン2名利用で1名無料)

三井住友カード プラチナ

プライオリティ・パス2名利用にかかる維持費:年間 55,000円(本カード+家族カード)

ANA VISAプラチナに比べれば年会費は抑えられますが、機能が中途半端。選択肢にはなりにくいですね。

年会費55,000円
PP同伴者有料
PP利用上限無制限
家族カード無料
PP発行可能
カード還元率1%(100円で1マイル)
備考満30歳以上限定
三井住友カード プラチナ基本情報

メインカード利用しても他を上回る強力なメリットや還元を期待できないため、まとめてはみたものの一旦選択肢からは完全に除外。私が見落としているメリットがあれば、ご教示いただきたいです。

その他メリット
  • 旅行保険が充実
  • Vポイントアッププログラム(コンビニ決済時還元率7%〜)
  • 半年ごとに、半年の利用総額の0.5%のVJAギフトカードがもらえる。最高3万円まで
  • プラチナオファー(イベントへの招待)
  • プラチナ・グルメクーポン(レストラン2名利用で1名無料)

JALアメリカン・エキスプレス・カード プラチナ

プライオリティ・パス2名利用にかかる維持費:年間 51,150円(本カード+家族カード)

高いですが、付帯するメリット(下記)が強烈なので、メリットを使い倒せる方なら選択肢になり得ますね。

年会費34,100円
PP同伴者有料
PP利用上限無制限
家族カード17,050円
PP発行可能
カード還元率1%(100円で1マイル)
備考JGC会員向けのJGCアメックスプラチナも同条件。JGC会員なら検討の価値あり。ただし、JGCアメックス・プラチナの場合、家族カード年会費は27,500円に跳ね上がる
JALアメリカン・エキスプレス・カード プラチナ基本情報

JGCの場合家族カードが27,500円になるので、維持費は年間61,600円になります。ただし、JGCを持っているなら、Club-Aで家族カード込み = 22,000円かかっているはずなので、カード1本化できることも考えたら悪くないと思います。

その他メリット
  • 海外・国内旅行保険が、自動付帯のものが多い
  • フライトマイル積算率が常に100%固定(ツアープレミアムに無償で加入できる)
  • フライトボーナスマイル25%
  • JALグループの航空券、機内販売などの利用時還元率4%
  • 空港でのコート預かりサービス
  • 出国時、入国時手荷物空港宅配無料
  • 手ぶらチェックインサービス(自宅から発送して海外到着空港で手荷物受取り)無料
  • スーペリア・エキスペリエンス(ホテルやダイニングの優待)
  • プラチナ・グルメセレクション(レストラン2名利用で1名無料)

ANAダイナースカード

プライオリティ・パス2名利用にかかる維持費:年間 36,300円(本カード+家族カード)

ANAカードを別途持っているなら、ANAダイナースに切り替えるのは大いにあり。

SFC会員ならなおさらで、例えばANA VISA SFCゴールドを家族カード込みで持っている方なら、三菱UFJプラチナアメックスと合わせて年会費が47,750円。ANAダイナースならトータルの年会費が安くなる上、カードを1本化できます。

年会費29,700円
PP同伴者有料
PP利用上限年10回まで
家族カード6,600円
PP発行可能
カード還元率1%(100円で1ポイント)
備考ANA SFCダイナースなら本カード30,800円、家族カード11,500円
ANAダイナースカード基本情報
  • プライオリティ・パスの利用回数が年間10回まで
  • ダイナースなのでメインカードにはなりづらく、あくまでサブカードでの運用

こういったデメリットを許容できるなら、大いにアリな選択肢だと思います。

その他メリット
  • 海外・国内旅行保険が、すべて自動付帯(利用付帯分をあわせると補償がさらに充実)
  • フライトボーナスマイル25%
  • カード継続で毎年2,000マイル
  • ANAグループの航空券、機内販売などの利用時還元率2%
  • 帰国時空港宅配無料、年2回まで
  • レストランウィークなどの会員限定イベント
  • エグゼクティブ・ダイニング(レストラン2名利用で1名無料)

楽天ブラックカード

プライオリティ・パス2名利用にかかる維持費:年間 33,000円(本カード)

今最も有力な選択肢。改悪することも近々はないだろうと予想。しかし発行条件がきついですね。楽天プレミアムカードをすでに1年以上持っていて、年間決済額が500万円以上でないといけない。

もし条件を満たしているなら、いますぐにでも楽天ブラックカードに飛び移ったほうが良いレベルだと思います。

年会費33,000円
PP同伴者2名まで無料
PP利用上限無制限
家族カード無料
PP発行不可
カード還元率1%(100円で1ポイント)
備考楽天プレミアムカードを1年以上保有し、年間決済額500万円以上で申込可能
楽天ブラックカード基本情報

ただし、楽天ブラックカードにするということは楽天経済圏に浸かり切ることを前提とするので、楽天証券や楽天モバイルへの乗り換えも必須になりますね。

その他メリット
  • 楽天経済圏でのポイント還元率アップ
  • 楽天証券+クレカ積立でポイント2%還元
  • 手荷物宅配サービス(年2回)
  • 海外・国内旅行保険はすべて自動付帯

楽天プレミアムカード

プライオリティ・パス2名利用にかかる維持費:年間 22,000円(本カード+本カード)

俄然有力な選択肢になったのが楽天プレミアムカード2枚持ち。維持費も最安レベルだが、PP利用は年間5回まで、というハンデがあります。年間5回までで充分であれば、この組み合わせでもよいかも。

年会費11,000円
PP同伴者有料
PP利用上限年6回まで
家族カード無料
PP発行不可
カード還元率1%(100円で1ポイント)
備考楽天プレミアムカードを1年以上保有し、年間決済額500万円以上で申込可能
楽天プレミアムカード基本情報

楽天カードは本カードと家族カードの同一人物2枚持ちが可能なので、例えば夫の本カード付帯の家族カードを発行して、妻は家族カードで決済。妻の本カードは妻分の積立設定専用とする。

本カード決済、積立用積立用
家族カード夫の本カードに付帯する家族カードを発行し決済用として利用
夫婦での本カード二枚持ち例

こうすると、夫婦それぞれ毎月10万円ずつクレカ積立すれば、積立のポイント1%で年会費は完全にペイできる。しかも、決済を夫の本カードと家族カードで固めているので、楽天ブラックカード修行も並行してできる…。意外とアリではないか。

その他メリット
  • 楽天経済圏でのポイント還元率アップ
  • 楽天証券+クレカ積立でポイント1%還元
  • 選べる優待コース(楽天市場コース、トラベルコース、エンタメコース)
  • 海外・国内旅行保険が自動付帯

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス カード

プライオリティ・パス2名利用にかかる維持費:年間 22,000円(本カード+本カード)

PP利用回数無制限、かつ維持費も抑えたいならセゾンゴールド・アメックスが第一選択肢となる。ただし、アメックスブランドのカードがプロパー、提携問わずレストラン特典を締め出してきている以上、近い将来の改悪リスクはかなり高いと予想。

一時的な逃避先として検討してみるのはアリ。

年会費11,000円
家族カード1,100円
PP発行不可
プライオリティパス利用上限無制限
備考特にPPレストラン特典の改悪リスク高
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス カード基本情報
その他メリット
  • 初年度年会費無料
  • 付帯保険がわりと充実(ただし利用付帯)

セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス カード

プライオリティ・パス2名利用にかかる維持費:年間 22,000円(本カード+本カード)

プライオリティ・パスの利用目的であれば、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードとほぼ何も変わらない。年1回以上カード決済しなければならないのが面倒ですね。

年会費11,000円(年内1円以上利用したら年会費無料)
家族カード1,100円
PP発行不可
プライオリティパス利用上限無制限
備考プライオリティ・パス利用料年間11,000円
セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス カード基本情報

逃避先にできないカード

  • アメックスプロパーカード全券種
  • JCBプロパーカード全券種
  • 一部のJCB提携カード

これらはレストラン特典がすでに利用できないか、利用できなくなることが発表されていますので、逃避先にはなりえません。

で、結局?

私はというと、今のところ検討しているのは以下3つの選択肢。

  • ANA SFC ダイナース + 家族カード
  • JGCアメックスプラチナ + 家族カード
  • 楽天プレミアムカード本カード2枚

楽天をメインカードにする心づもりができれば楽天。1ヶ月ほど様子をみつつ、引き続き検討しようと思います。

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