2022 – 2024年はヨーロッパを旅行しまくりましたので、そのとき感じた物価感についてまとめてみようと思います。コロナ開けの好景気・インフレ祭りのさなかに移動しまくっていたため、現在は一部逆転しているものもあるかもしれませんが、概ね感覚に近いランキングができました。太字は、個人的おすすめ観光地です。
安い(ビール一杯 1.5 – 4.0 EUR)
- サラエヴォ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
- キエフ(ウクライナ)
- キシナウ(モルドバ)
- スコピエ(北マケドニア)
- プリシュティナ(コソボ)
- ティラナ(アルバニア)
- プラハ、ブルノ、クートナ・ホラ(チェコ)
- ワルシャワ、クラクフ、ブロツワフ(ポーランド)
- リガ(ラトビア)
- ビリニュス(リトアニア)
- アテネ(ギリシャ)
東欧やバルカン半島の国々は今も安いです。ポーランドやラトビア、リトアニアなどは近年急速に発展しているのですが、物価の上がりは比較的マイルドで、安く安全に旅行するにはおすすめの国です。
普通(ビール一杯 4.0 – 5.5 EUR)
- チェスキー・クルムロフ(チェコ)
- パフォス(キプロス)
- バレッタ(マルタ)
- ブダペスト(ハンガリー)
- グダンスク(ポーランド)
- ソフィア(ブルガリア)
- リスボン、ポルト(ポルトガル)
- ブラチスラバ(スロバキア)
- マドリード、バレンシア、サン・セバスティアン(スペイン)
- パレルモ(イタリア)
- ボルドー、トゥールーズ(フランス)
- アンドラ・ラ・ベリャ(アンドラ)
- ベルリン、ドレスデン、ライプツィヒ(ドイツ)
中・西欧の田舎や、マイナー観光地がだいたいこのあたり。スペインやポルトガルはメジャー都市もこのくらいの物価だと感じます。普通といっても、私のような一般的な日本人が、観光する上で「普通」くらいの物価なので、このあたりの街で日本のように便利に暮らそうとすると、ちょっときつめの物価かな、と思います。
すこし高い(ビール一杯 5.5 – 7.0 EUR)
- リュブリャナ(スロベニア)
- フィレンツェ、ローマ、ミラノ、ボローニャ(イタリア)
- サントリーニ(ギリシャ)
- リヨン、ニース(フランス)
- フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ドルトムント、ケルン(ドイツ)
- バルセロナ(スペイン)
- アムステルダム、ハーグ(オランダ)
- ウィーン(オーストリア)
他が高くなりすぎて、相対的に安く見える都市がちらほら。ウィーンなんかはもっと高いイメージありましたが、行ってみると(たしかに高いけど)他と比べたらマシかなと感じてしまいます。旅行先としては、ちょうどいいくらいじゃないでしょうか。
高い(ビール一杯 7.0 – 9.0 EUR)
- タリン(エストニア)
- ブリュッセル、アントワープ(ベルギー)
- ドブロブニク(クロアチア)
- ルクセンブルク(ルクセンブルク)
- ファドゥーツ(リヒテンシュタイン)
- ダブリン(アイルランド)
- ヴェネツィア(イタリア)
- パリ(フランス)
- ロンドン、エディンバラ、リバプール、マンチェスター(イギリス)
- モナコ(モナコ)
有名観光地(バルセロナ以外)や西欧の大都市はだいたいここです。タリン(エストニア)はバルト三国の中でも頭ひとつ抜けている印象で、もはや対岸のヘルシンキと大差ないくらいになっています。昔はフィンランド人が大挙してフェリーに乗って週末お酒を買いにやってくる、と言われていたようなのですが、それらしき人は全く見ませんでした。
極悪(ビール一杯 9.0 EUR -)
- ストックホルム(スウェーデン)
- コペンハーゲン(デンマーク)
- ヘルシンキ(フィンランド)
- オスロ(ノルウェー)
- チューリヒ、ルツェルン、ベルン、ザンクト・ガレン、(スイス)
- レイキャビク(アイスランド)
おなじみの顔ぶれもしっかりインフレしてて、悪魔から極悪になりました。北欧、スイスもやばいですが、この中でもとくにヤバいのがアイスランド。レストランでは一皿4,000 ISKから、お酒は1,500 ISKから(1 ISKだいたい1円くらい)で、首都レイキャビクであってもそれほど選択肢も多くないですから、かなりキツイです。オアシスは世界一おいしいと言われるホットドッグ(600円ほど。)小さいし掘っ立て小屋みたいなところで売ってて外で食べないといけませんが、ほっかほかで確かにおいしいです。
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