アイスランドはどこもかしこも、えげつないくらい食費が高くつきます。でも、スーパーで食材を買って済ますのは何か味気ない。ということで、アイスランド旅行した際、かの有名なアイスランド名物「宇宙一おいしいホットドッグ」を試してみました。
宇宙一おいしいとかそんなわけw日本人の舌なめるなwと冷めきっていた私ですが、意外や意外、2回のアイスランド訪問で延べ4回食べるくらいどハマリしてしまいましたので記事にしたいと思います。
- 量は少ないが味は間違いない
- アイスランド内では確かに安い(一個600円くらい)
- Tryggvagata店、ケフラヴィーク国際空港店がアクセス抜群。味はどちらも同じ
- ホットドッグ嫌いでも思い出作りに食べてみるのはアリ
宇宙一美味しいホットドッグはアイスランドにあり
店名はBæjarins Beztu Pylsurで、英語にするとThe Town’s Best Hot Dogs。とても安直な名前。何でも1937年から営業しており、もう80年以上の歴史がある老舗なようです。しかし店構えに老舗感はなく、現在営業している店舗は合計7店舗、どれもホットドッグスタンドの様相で、老舗感は皆無。
「宇宙一おいしい」というのは、観光客にこのホットドッグスタンドの存在が知れ渡って、いわば口コミがインフレしていった結果。しかし、アメリカ前大統領のビル・クリントンが2004年にアイスランドを訪れた際、このホットドッグ絶賛していて、The Guardian紙もヨーロッパいち美味しいホットドッグに選ぶなど味は折り紙付き。
おすすめ店舗
私たちが最初に訪れた店舗は、レイキャビク内で観光客にとって最もロケーションのよい店舗Tryggvagata店で、まず行くならこの店舗がアクセスよくおすすめ。
外観はただのホットドッグスタンドで老舗感はゼロ。ネット上の写真では見ていたものの実際に現地で確認してみると本当に電話ボックスみたいな店。本当にこれ美味しいの?という感じです(が、結果的に私たちは4回食べましたくらいハマりしたのは先述の通り。)
続いて、ケフラヴィーク国際空港内の店舗もおすすめ。場所は保安検査を抜けた先、シェンゲン出発エリアの、メインホール(レストランやベーカリーがあるフロア)からゲートC・D方面へ向かう一本道上にあります。空港マップはこちら。残念ながら、なぜか出発便の搭乗券チェックがあるので、到着時は利用できません。
早朝始発便から深夜最終便まで開いています。帰りの搭乗待ちの時間にでも食べると、思い出に浸りつつ時間潰しにもなって良いと思います。味は市中店舗と全く同じ、値段も同じです。
行列はそんなにない
観光客に超人気のホットドッグなので行列を心配していましたが、それほど並びませんでした。
おそらく最も混むであろうTryggvagata店に昼と夕方訪れましたが、列は5〜10人程度で2、3分で購入することができました(オーロラシーズンの11月と3月に訪問。)
食べてみた
ホットドッグ (Pylsa) のお値段は690アイスランドクローナ、約700円です。サイズが小ぶり(小さめのコッペパンくらい)なので、日本の物価からすれば高いです。しかしアイスランド物価に染まると安く感じる不思議。
見た目は普通のホットドッグですが、まず持ったときにパンがあったかくてフッカフカ!両手で持たないとソーセージの重みでたわんでしまいそうなくらい柔らかいです。蒸してあるのかな?と思ったくらい。そして普通のコッペパンより若干甘い。
ソースは見た目カレーソースですが、カレーではないです。甘くてほろ苦い独特なソースで、これが異常にソーセージや甘いパンと合う!ソース単体ではそれほど美味しくないと思いますが、ホットドッグになったときにすべてが融合してめっちゃ美味しい!
あと、もちろんソーセージはぷりっぷり。このソーセージ、ラム肉を使っているらしいのですが、ラム肉感ゼロ。普通のおいしいソーセージ、という感じで、ラム肉と言われても正直わかりません。
ソーセージの下にはフライドオニオンと生オニオンのみじん切りが挟まっています。フライドオニオンと生オニオンは、絶対に入れたほうがいいです。注文のとき「オニオン抜く?」とか、「トッピング全部いれる?」とか聞かれますので、オニオンはどちらも絶対に入れてもらうようにしましょう。
ケチャップは好みに合わせて、あってもなくても美味しいです。
「ソーセージのプリプリ感+オニオンのサクサク感+パンのフカフカ感とほのかな甘さ」が全部絶妙にマッチして、さらに特製ソースでパーフェクトマリアージュ。冷める前に、店前でパクっと一気に食べてしまうのが吉。書いてたらまた食べたくなってきました。
厨房を見ていてわかったのですが、どうやらソーセージ、ソース、パンはBæjarins Beztu Pylsurオリジナルのものを使用しているっぽく、簡単な食べ物ながら真似は難しそうです。しかし、この特製オリジナルソースは市中のスーパーBonusで売っているので、味が気に入れば探してみてもいいかも。
まとめると、普通のホットドッグとは、
- ソースが違う
- パンの柔らかさが段違い
- パンがちょっと甘い
- ソーセージが違う(ラム肉)
と異質ずくめなホットドッグです。しかしそれでもやはり超美味しいですし、確かに今のところ宇宙一のホットドッグかも…というのが私の感想です。
まとめ
ということで、旅行の思い出作りに、食べて美味しいアイスランド名物ホットドッグ、Bæjarins Beztu Pylsurをご紹介しました。
手軽におやつ代わりにもいけますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] Laugavegur Streetを西に下っていくと新市街 (Centre) に行き着きます。おしゃれブティックや高級ホテルがある街区です。ここには、かの有名な宇宙一おいしいホットドッグスタンドのBaejarins Beztu Pylsurがあります。 […]