【海外赴任】日本の電話番号は維持!解約・休止するべきではない理由

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これから海外赴任する方、留学する方、結論から言うと、日本のモバイル回線は、維持しておくのが良いです。実際、私は、日本の回線を維持しており、そのおかげで何度も救われました。このページでは、海外赴任3年を経て実感した、日本のモバイル回線を持つことの重要さと、安く維持する方法(私は、ほぼ0円運用しています!)について、記載します。

目次

日本のモバイル回線を使用する場面

まず、どういう場面で日本の電話番号が必要になるかについてです。重要度順に、以下になります。

  • SMS受信、ログイン
  • サービス会員登録
  • 日本国内の各種機関・団体からの着信
  • 友人、知人からの着信

SMS受信、ログイン

ログイン時の2段階認証に、日本の電話番号が必要です。オンラインバンキングはもとより、各種クレジットカードのweb明細、Google、Apple ID、Facebook、Amazon。これらにログインするとき、日本の電話番号にSMSが飛んできて、本人確認をしなければなりません。皆様はおそらくこれらサービスをすでに使っているはずで、海外でも同じアカウントを使うと思います。Amazonなんかでも、Kindleがamazon.jpのアカウントのまま使えます。なので購入済書籍を管理する面でも、日本のアカウントに一本化したほうがよいでしょう。

ちなみに、海外で各種ウェブサービスにログイン試行すると、IPアドレスの関係で、結構な頻度で2段階認証を求められます。

サービス会員登録

何年も海外に滞在していると、必要なサービスのサインアップをする場面がちらほらあります。私の例では、Uber、ライドシェア、ホテル予約サイト、航空券比較サイトなどです。これらwebサービスは、可能性として、日本帰国後も使う可能性がありますので、日本の電話番号でサインアップするとよいです。

各種機関・団体からの着信

海外に住むにあたって転出届を出している以上、行政から連絡が来ることはまずありません。代表的なものでは、保険会社、銀行、航空会社等になります。

友人、知人からの着信

一番想像しやすいと思いますが、一番重要度が低いです。直電しか連絡手段がない知人からかかってくることはあまりありません。それより、LINEやFacetimeにログインできなくなることのほうが1万倍致命的です。

安く・便利に日本の電話番号を維持するには

次に、どのように安く・便利に維持するかについてです。ちなみに私の場合は、

  • 楽天モバイル (Unlimit VI) を
  • 常時ローミングOFFで
  • デュアルSIMのiPhoneに挿して使用する

ことで、月額ほぼ0円で、常時日本の番号で電話・SMS発着信可の環境を構築しています。

固定費を下げる

格安SIMまたは楽天モバイル(アンリミット系)に乗り換えましょう。日本の電話番号で、こちらから掛けたり、通信することはめったにありません。ですので、通話料・通信料は高くても問題ありません。

気にしなければならないのは、月額基本料のみです。これを究極に抑えることを目的に、料金プランを選定するのが良いでしょう。

日本の回線用のスマホを用意する

SIMロックがかかっていないスマホなら、何でも良いです。家に古い携帯が転がっているならそれを使うのもアリですし、中古スマホショップで適当に買うのもアリです。

ローミングをオフにする

日本の回線用のスマホには、SIMを挿しっぱなしの状態にしておきましょう。そして、忘れずデータローミングをOFFにしましょう。機内モードにする必要はないです。
データローミングOFFの状態でも、音声電話やSMSの発着信はできますし、海外でのデータローミング料はかかりません。
あとは、Wifiに接続して、家に放置しておくだけです。
周辺国旅行の際には、万が一のために持って出るのも良いです。一時帰国の際には、日本で通信できるので、忘れず持って帰るようにしましょう。

これとは別に、キャリア設定で国際電話ON/OFFがある場合があります。私の楽天モバイルの例では、my Rakuten Mobileの「契約プラン」内に、国際電話・国際SMSのON/OFF設定がありました。これをONにしておかないと、電話・SMSの発着信ができませんので、必ずONにしておきましょう。ONにしたからといって、勝手に料金がどんどん上がっていくことは(通話・SMS送信をしない限り)無いです。

余裕があるなら、デュアルSIMスマホを使用する

準備資金に余裕があれば、2枚SIMを挿せるスマホを準備することをおすすめします。実際私が使っているものは香港版 iPhone 12 Proですが、SonyやXiaomi、Motorolaなど、Androidスマホにも多く種類があるようです。
例えば私の環境で説明しますと、iPhone 12 Proに、楽天モバイルSIMと、現地T-Mobile SIMの2枚を挿しています。それぞれ、

楽天モバイルSIM … ローミングOFF、電話・SMSのみ可(副回線)
T-Mobile SIM… 電話・SMS可、データ通信はこちらを使用(主回線)

これによって、以下の事柄を1台のiPhoneで実現しています。

  • 日本の回線での電話・SMSの発着信
  • 海外の回線での電話・SMSの発着信
  • 海外(渡航国内)でのデータ通信
  • 日本の電話番号・現地の電話番号でのFacetime発着信
  • 日本の電話番号のまま、LINEアプリ使用

そして、この運用にかかる月額費用(日本回線分)は、「ほぼ0円(通話料・ユニバーサルサービス料のみ)」です。

まとめ

  • 日本の携帯電話回線は維持。無いと最悪詰む
  • できるだけ月額基本料が安いプランを選定する
  • 日本のSIMのローミングはOFFで運用する
  • 日本のSIM用のスマホ、またはデュアルSIMスマホを用意する
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