ドイツ観光のハイライトといえばノイシュバンシュタイン城。ミュンヘンからほど近い場所にありますが、郊外に出なければならず、アクセスが面倒ですよね。今回私たちは、限られた時間を有効に活用するためミュンヘン発の現地ツアーを利用してみました。
ツアーと言っても、ミュンヘン郊外の観光地を一日で回ってくれるリムジンバス、そして入場チケットも別途手配不要でバス内で購入可!といった感じで効率的に観光するにはとても良い手段だと思いましたので、今回ご紹介したいと思います。
利用したツアー
ベルトラ (Veltra) で申し込みました。
ノイシュバンシュタイン城&リンダーホーフ城 日帰り観光ツアー <8時台出発/英語ガイド/ミュンヘン発>
入場チケット付きで、一人109ユーロでした(入場チケットはバス内で購入。)このツアーの良いところは、ノイシュバンシュタイン城だけでなく、ミュンヘン郊外観光の目玉であるリンダーホーフ城や、オーバーアマガウ、ノイシュバンシュタイン城の麓の街であるホーヘンシュワンガウにも立ち寄ってくれ、散策できるところ。
ツアーの流れはこんな感じです。
8:30、観光バスに乗り込み、ガイドの観光案内を聞きながらの車窓旅。
リンダーホーフ城に立ち寄り、城内入場(入場チケット付き。)街の散策も可能です。
ロマンティック街道沿いのロマンティックな村、オーバーアマガウで小休止。壁画が有名で、ドイツらしいかわいい建築に没入。おしゃれなカフェもいろいろ。
ノイシュバンシュタイン城にアクセスする際必ず寄ることになる、麓の村。レストランが色々あるので、各自ランチして散策。
バス内でチケットを渡されるので、チケットに書かれた指定の時間までに城の入口に集合。ホーヘンシュワンガウからは、徒歩、馬車、バスのいずれかでノイシュバンシュタイン城がある山の頂上までアクセス。城内はガイド付き観光。
観光後、ホーヘンシュワンガウまで下山。徒歩で下ると気持ち良い。
バスの戻り時間まですこし時間があるので、ホーヘンシュワンガウそばのアルプ湖まで散歩し湖鑑賞。
バスの中で爆睡し、19:30頃Karlsplatz着。おいしいディナーとビールで一日の締めくくり。
集合場所・解散場所
バスはミュンヘン中心部のKarlsplatz広場発着になります。具体的には、以下Google Mapsのピンの場所が発着場所になります。Karlsplatzはとても大きい広場で、道も複雑に入り組んでいるので、場所を間違えないよう注意が必要です。
バスの乗り心地
出発時間の20分くらい前にバスが現れます。バス前に係の方がジャケットを着て待機しているので、Get Your Guideの予約画面を見せて乗り込みます。
観光バスなので、ゆったりラクラクです。日本の一般的な観光バスをイメージされると良いと思います。
実際のツアーはこんな感じ
リンダーホーフ城
ロマンチック街道を南下して、最初の目的地であるリンダーホーフ城へ。バイエルン地方の名城の一つで、外から見た感じ、こぢんまりした印象。しかし、外からは全く想像もできないほど豪華絢爛な内装は必見。内部撮影禁止なので写真を載せることができないのが残念ですが、これは本当に一見の価値大いにありですよ。
オーバーアマガウ散策
途中、オーバーアマガウに立ち寄り、小一時間の小休止。オーバーアマガウの建物は民家、ホテル、レストラン問わず街中の建物の壁面にフレスコ画が描かれていていて、メルヘンな雰囲気。この地伝来の様々な童話の場面が描かれているそうです。街をぶらぶら散策したあと、雰囲気の良いカフェがあったので寄ってみることにしました。
次の行程や電車を気にせずのんびり雰囲気にひたることができ、とても優雅なティータイムを満喫。
ホーヘンシュワンガウ村でのランチ・散策
ノイシュバンシュタイン城は山の上にあるので、まずは麓のホーヘンシュワンガウでランチを摂ります。レストランがたくさんあり、ドイツ料理、イタリアン、ハンバーガーなどよりどりみどり。
気候が良かったので、テラス席でランチを摂りました。軽めにスパゲティです。
ノイシュバンシュタイン城へ向かう。その前に、有名な橋からの写真撮影大会
ノイシュバンシュタイン城へは、ホーヘンシュワンガウから出るシャトルバス(2ユーロ)で行きました。馬車を利用する場合は7ユーロとのことなので、こだわりがなければ本数も多く短時間で行けるバスをおすすめします。
シャトルバスを降りてノイシュバンシュタイン城に向かう前に、超有名な写真撮影スポットにも立ち寄りました。マリエン橋 (Marienbrucke) という名前の橋で、シャトルバス降り場からすぐのところにあります。ノイシュバンシュタイン城といえば、この吊り橋から撮られた写真をイメージされる方も多いと思います。
どこかで見たことのある「あの角度」のノイシュバンシュタイン城、必見です。
ノイシュバンシュタイン城内部見学
さて、写真撮影大会も終えて、城前にやってきました。時間になると、チケットをかざして入場します。時間には大変厳しく、指定された10分間くらいの間に入らないとキャンセル扱いになるため、充分余裕を持った行動が必要です。
ノイシュバンシュタイン城の内部は撮影禁止です。城内では、ガイドの方に付き従って20〜30名程度のグループ単位で行動します。ノイシュバンシュタイン城は、ガイドツアー以外の個人入場はできません。
肝心の内部は意外や意外、西欧やリンダーホーフ城内部のような極度に華美な内装ではありません。しかし、一つ一つの建築・美術が美しく、また、いくつかの部屋は中・西欧のこういったお城には珍しくビザンツ様式やネオロマネスク様式の趣があります。実際、玉座の間は東方の教会かモスクを思わせるような雰囲気でした。
見学の途中、お城のテラスに出ることができます。ここからの景色が圧巻で、アルプ湖とその向こうのアルプス山脈まで見渡すことができます。テラスは写真撮影OKです。
往時の生活に思いを巡らせながらのあっという間の30分間でした。見学後は、バスが待機しているホーヘンシュワンガウまで下山します。15分程度なので、運動がてら歩いて下山しました。
アルプ湖散策
帰りのバスの出発まで時間があったので、ホーヘンシュワンガウそばにあるアルプ湖を見学しました。夕暮れのアンニュイな雰囲気に染まるアルプ湖。大変美しいです。
ミュンヘン到着・解散
帰路のバスの中で爆睡し、19:30頃にミュンヘン到着、解散となりました。さて、ここはカールスプラッツ。ミュンヘンのど真ん中です。バスで爆睡し超回復したお腹ペコペコの私達は、勢い勇んで夜の街に繰り出すのでした。
まとめ
ノイシュバンシュタイン城とミュンヘン郊外の目玉観光地を効率よく回ってくれるこのツアー。入場チケットを買う手間も乗り換えの手間もなく楽ちんで、丸一日、とてもアクティブに観光することができますし、何より日本人の観光スタイルにとてもマッチしていると感じます。ぜひ、みなさんも現地ツアーも活用して、有意義な一日を作ってみてください。
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