アイスランドを効率的に回る上で欠かせないのがツアーの利用。ゴールデンサークルツアー、オーロラツアー、ブルーラグーンなどが有名ですが、今回私たちが参加したのは南部のハイライトを12時間で巡るツアー。
実は私、ゴールデンサークルツアーとオーロラツアーにも参加しましたが、この南部ツアーがいちばん感動しました。圧倒的絶景の連続で、目的地はもちろんのこと、バスからの車窓も常にコンテンツ。本当におすすめです。本記事では、ツアーの流れとともに実際に体験した感想や見どころをご紹介します。
今回参加したツアー概要
今回は、アイスランド南部一日ツアー(レイキャビク発)を予約し、参加しました。
Klook安くていいですね。日本語でオンライン予約でき、キャンセルもツアー開始24時間前まで無料なので便利。間違っても現地のホテルとかでツアーを予約しないようにしましょう!値段がぜんぜん違います。
Klookの公式予約ページはこちらです。→アイスランド南部一日ツアー(レイキャビク発)
集合場所
集合場所はレイキャビク中心地の、12番バス停です。Storm Hotelの目の前になります。この場所はレイキャビク発バスツアーの集合場所のメッカで、早朝たくさんのバスが一斉にやってきて観光客で混雑します。正直自分がどのバスに乗るのか見た目ではほとんどわからないので、バスが来たら近くに寄って、ツアー名を確認しましょう。
かといって、バスがわからず取り残されることは無いと言い切れるので安心してください。どのバスも名簿を持っていて、まだ乗っていない人がいれば、一人ひとり確認してくれます。
ホテル送迎は必要ない
ツアーにはオプションとしてホテル送迎(ホテルピックアップ)がついていますが、レイキャビク中心地に宿泊しているなら、必要ありません。集合場所であるバス停12番は中心部で朝も夜も安全に歩いていけますし、なにより送迎オプションのコスパが悪すぎます(1人約2,000円のプラス。)
ツアー後はレイキャビク中心部でディナーを摂るでしょうから、この意味でもバス停12番で降ろしてもらったほうが何かと都合が良いです。
実際のツアーはこんな感じ
ツアーはレイキャビク発着で、バス乗車→目的地着→バス→目的地…を繰り返して、様々な箇所を巡ります。出発時間は朝8時または朝9時の一日2回で、予約時に選ぶことができます。帰着時間はそれぞれ18時または19時です。ルートはこんな感じです。
結構な大移動ですが、道中は横を向けば常に雄大な自然があり、全く飽きません。アイスランドという小さな島に居ることを忘れるかのような地平線が広がります。アイスランドは全土地の20%が放牧に利用されているらしく、家畜もよく見ます。
バス車内はこんな感じです。窓が広く、大パノラマで景色を鑑賞できます。
ちなみに、簡単なものなら、朝ご飯を車内に持ち込んでも良いです。私たちは超絶おいしいベーカリー、Braud and Coでパンをテイクアウトして、バス車内で朝食を取りました。
レイキャビク中心地にあり、Google Map評価4.9と圧倒的。以下記事で紹介しています。
雄大な滝と絶景パノラマ – Skogafoss
最初の目的地であるSkogafossは落差65メートルの、アイスランドで最も美しい滝の一つ。水量が多く、幅も25メートル。朝は写真のように虹がかかって感動ものの綺麗さ。下から見るのももちろん良いですが、横の丘道を上がれば滝を上から見下ろすこともできます。
体力があれば、丘道をぜひ上ってください。何なら滝を忘れるほどの絶景が広がっています。
迫りくる氷河 – Soheimajokull
続いての目的地はSolheimajokull。こちらはアイスランドで2番目に大きな氷河地帯で、雪崩がそのまま凍ったかのような大インパクトの氷河を見ることができます。氷河の先端は湖になっていて、冬の間は全面凍結しています。
冬は湖の上を歩くこともできます。
バスを降りてから氷河までは15分ほど歩きます。しかし、その道中もしっかり絶景。ただ足元滑りやすいですし、大きな石も大量に転がっているので、立ち止まって眺めるようにしましょう。
ランチ・休憩 – Vik
Vikの村でランチと小休止。Vikはアイスランド南部の交通の要衝で、氷河ツアーや氷の洞窟ツアーなどの起点になっています。この村のアイコンは丘に立つ赤い屋根の教会。
小休止なのでランチのあとお土産屋さんを眺めていればあっという間。私たちはLava Cafeというレストラン兼カフェで、クロワッサンサンド、カップヨーグルト、カフェラテを注文。朝ご飯のような軽い食事ですが、これだけで4,000円くらいしました。恐ろしい。そして味は普通。
【ハイライト】世にも珍しい漆黒のビーチと洞窟 – Reynisfjara Beach (Black Sand Beach)
続いての目的地は南部ツアーのハイライト、Reynisfjara Beachです。一面が黒砂で覆われていて、奇岩あり、反り立つ崖ありとなんとも面白いビーチです。
アイスランドにはこの他にも黒砂ビーチが複数あるようですが、Reynisfjara Beachはその中でも最も美しいと言われているようです。
玄武岩の柱状節理が作り出す岸壁も見どころ。自然の造形と思えない。急速に冷えて割れることでこのような柱状の形になるのだそう。
そして、個人的ハイライトはこの洞窟。洞窟の壁一面が柱状節理で覆われていて、真っ黒。洞窟の中から海を見ると、夕日に照らされた海とのコントラストがえげつないくらい綺麗。外から洞窟の中見るだけの方多かったんですが、絶対一番奥まで入ったほうが良いです。
見どころ盛りだくさんのReynisfjara Beachでは写真大会になること間違いなし。スマホの空き容量にご注意を。
ダメ押しの滝 – Seljalandsfoss
先ほどの黒砂ビーチでもう満たされたのですが、ダメ押しでもう一つ滝。最後の目的地は、Seljalandsfoss。裏見の滝、ということで、滝の裏に小道があり、裏から滝を見られるという名所。私が行ったときは雪が深くて裏には回れませんでしたが、本来は下のような景色が見られるようです。
さて、滝裏には行けませんでしたが、見どころは他にもたくさんあり、滝の周りのハイキングコースはいくら歩いても先が見えないほど。そして左を向けば断崖絶壁、右を向けばどこまでも続く地平線。
雄大過ぎて、ハイキングがとても楽しい。朝一ここに来てたら一生歩いていそう。最後の目的地で良かったです。ほどほどで止められますからね。
滝を最もよく画角に収められるのは滝前にかかっている小橋。記念撮影はこの橋からがおすすめ。
レイキャビク到着
さて、圧倒的絶景目白押しのツアーもいよいよ終わり、レイキャビク市内に戻ってきました。私たちが参加した時期はちょうど日の入りの時間帯にレイキャビクに到着・解散となりました。
夕焼けがかった島を眺めながらレイキャビク沿岸沿いを歩きつつ、ディナーに向かいます。一日の思い出を振り返り、充実感に包まれながら語らい合う夜はまだまだ続きます。
まとめ
南部の絶景地帯を効率よく一日で回れる南部ツアー。車窓も常に絶景で10時間があっという間に過ぎていきました。ツアーの良いところは、時間が決まっているところ。ひたすら正確に、かといってあくせくせず、たっぷり半日をかけて全部巡ってくれます。
皆様も興味があればぜひ、ツアー参加を検討してみてはいかがでしょうか。
Klookの公式予約ページはこちらです。→アイスランド南部一日ツアー(レイキャビク発)
余談ですが、このツアーに参加される前に川村元気さんの『四月になれば彼女は』を読んでおくことをおすすめします。物語のメインではないのですが、アイスランドの話が出てきます。綺麗な文章で情景が頭に浮かぶのですが、それを現実に見ることができたときの感動はひとしおです。
コメント
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[…] 集合場所の詳細はこちらの記事もご参考ください。 […]