冬のアイスランドにおいて最大の見どころはオーロラ。2024年年始にアイスランドを旅行した私たちも、ご多分に漏れず現地オーロラツアーに参加しました。まず結果から言うと、「一応」オーロラ見られました(笑)
現地ツアー利用のメリットは、
- 当日の天候状況から最適な鑑賞エリアに連れて行ってくれる
- 見られるまで何度でも参加可能
- キャンセル無料
と、かなり旅行者に優しいシステムになっているところ。今回は、ツアーの概要・参加したときの様子・準備しておいたほうが良いことなど、一挙にすべてお届けします。
参加したツアーの概要
今回私たちが参加したツアーはこちら。→オーロラ観賞バスツアー(レイキャビク発)
ツアーの目的はシンプルで、「オーロラを見る。」これだけに特化したツアー。で、なぜレンタカーで自力で行かずツアーを利用したのかというと、ツアーなら、その日の気候・オーロラの強さ・雲の状態で、その日ベストなオーロラスポットに連れて行ってくれるからです。
しかも、オーロラを見られなければ、翌日以降も見られるまで無料で再参加可能。
短期の滞在でオーロラを見られるチャンスが2回しかなかった私たちにとっては渡りに船。値段も手頃なので、利用しない手はない、ということです。
ちなみに、キャンセル料はツアー開始の24時間前まで無料です。
オーロラ観賞バスツアー(レイキャビク発)の公式詳細、予約のページはこちらです。
集合場所・出発時間
集合時間はツアー予約時に複数から選択できます。季節によって若干変わりますが、私たちは20:30開始のものを選択しました。
集合場所は、レイキャビク12番バス停。レイキャビク発ツアーの出発地点としてド定番の場所です。Storm Hotelの目の前なので、Storm Hotelを目指して向かえば大丈夫。出発時間が近くなると、多くの観光客で賑やかになります。
集合場所の詳細はこちらの記事もご参考ください。
ツアー参加前の準備
ツアー参加にあたって、準備しておいたほうが良いかも?と思った事柄を共有したいと思います。
防寒は風よけをメインに考えて
私たちは1月の真冬に参加しましたが、アイスランドは意外と真冬でもそんなに寒くなかったです。夜中でもマイナス5度くらいまで、と考えておけば良いと思います。逆に気にしておいたほうが良いのが風。日によると思いますが、私たちが参加した日は風が強く、風のせいで体感温度をめっちゃ下げられます。
- コートの中にウィンドブレーカーや風を通しにくいインナージャケットを着ておく
- 顔をできるだけ隠せるよう、フード付きのアウターやパーカーを選ぶ
- 耳当てを使う
ツアー参加日のオーロラ期待度を確認する
アイスランドでは、気象庁 (Iceland Meteorological Office) が「オーロラ予報」をリアルタイムで出しています。当日のオーロラ活動の強さ、雲の状況を発報していますので、チェックしておきましょう。
私がツアーに参加したときは、上空に雲はなし、Aurora Forecastは「レベル 2 – Low」でした。
Low and Mid level clouds… 上空の雲の状態。オーロラが見られるかどうかは、このLow and mid level cloudsでの雲のカバー状況で決まる。
Aurora forecast… 0から9の10段階で当日のオーロラの強さを表している。9はいわゆるオーロラ大爆発で、10年に1回とかのレベル。逆に1とか2でも、雲さえなければオーロラを見られることも多い。
iPhoneのカメラをLive Photosにしておく
オーロラはたいてい弱い光ですが、新しいスマホなら撮影可能です。ただし、長時間露光が必要。ということで、iPhoneをお持ちの方は、カメラアプリの設定をLive Photosにしておきましょう。
写真を撮るときは、普段と何も変わりません。当然、暗闇なので、手ブレを抑える努力は必要ですが、注意点はそれくらいです。
後日、写真アプリで画像を開いて、Liveとなっているところを押して「長時間露光」を選択すると、長時間露出したかのような写真になります。とてもおすすめ。
ツアーの流れ
このツアーはとてもシンプルで、バスに乗車するとあとはその日見えやすいスポットに行き、1時間程度オーロラを観察。そして出発地点に戻り解散、という流れです。この日、私たちの目的地となったのは、Thingvellir National park service centre そばの、キャンプ場のような地点でした。
バス車内では、ガイドの方がオーロラの仕組みや雑学などを話してくれました。そして、今日は活動はそんなに活発ではないけど、雲無いし多分見られるよ!と事前告知みたいなことをしてくれました。
到着すると、あとはオーロラが出るまでひたすら待つ
バスから外に出て、オーロラの出現を待ちます。オーロラの光を求めて、レイキャビクを遠く離れたため、周囲は本当に光が何も無い。星の光が眩しいくらいで、景色がうっすら星の光に照らされているような感覚があります。
空一面ものすごい星の数。普段どれだけ明るい夜を過ごしているか、改めて実感します。
到着して20分ほど待っていると、なんだか北の空に白いモヤがかかってきた?感じがしてきました。気のせいかな?霧?。。。とか思っていましたが、何だか明らかに白いモヤが大きくなってきて。。。
モヤに段々色がついてきて、オーロラが現れました!活動が弱く、かなり北の空にしか出現していないため、地平線すれすれの高さです。しかし、それでも一応オーロラを見ることができました。
オーロラ (aurora) は、英語圏ではnorthern lightsと呼ぶのが一般的。北半球では北方の空にしか出ないのでnorthern lights。アイスランドでも、オーロラ活動が弱ければかなり北のほうの空にしかオーロラが出ません。
その後、オーロラは数分間出現して、ふわっと消えていきました。ずっと出続けるわけではないんですね。で、時間はまだありますので、そのまま外で待ち続けたところ。。。
2回目のオーロラ出現。ただし、北過ぎて、ほぼオーロラの残り香のような光しか見えませんでした(笑)。頭上で光り輝くようなオーロラが見られるのは数年に一度。今回は叶いませんでしたが、目標ができました。
さて、1時間ほど目的地で滞在した後、レイキャビクにバスで戻ります。この日の解散は0:30でした。
まとめ
オーロラ鑑賞は天気などの条件に左右されるように、運要素が大変強いアクティビティです。しかし、アイスランドにおいては比較的高確度でオーロラが見られる上、ツアーを利用すればリスクヘッジも可能。
ぜひ本記事をご参考に、オーロラ鑑賞旅行を企画してみてはいかがですか?
オーロラ観賞バスツアー(レイキャビク発)の公式詳細、予約のページはこちらです。
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